2009年12月 2日

Micro Head 0.5W その6

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なんと、もう一台作ってしまった・・・ (左側)
今回は抵抗にカーボンコンポジット、コンデンサはAVXを使用。
ラベルの上に、クリアフイルムを貼って、質感を高めてみる。

実は、この2号機、お嫁に行きます。

正直言うと、2号機の方が音良い・・・ 手放すのが惜しいくらい。

達者で暮らせよ〜〜

2009年10月11日

Micro Head 0.5W その5

完成!!!!

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ラベルは、Thundertweak Heavywatterの時と同じコレ。シンプル・イズ・ベスト。ジャックやノブの大きさで大方見当がつくと思うが、念のため大きさの比較を。

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コレでチューブアンプですよ旦那! ちっちぇー!

まあ、何はともあれ音ですよ。現在、我が愛しのValley Arts君はリペアのたびに出かけているので(詳細は後ほど・・・)、残ったブラッキー君で録音。真ん中の3つのスイッチでいろんなトーンが楽しめるのだが、まずは気に入ったポジションで録音。ボリュームフルアップでリア。





SEならではのパンチのある音。低域はさすがに出ていないが、わりと好きな音だなぁ。粘っこい感じ。ハンバッカーだと、もう少し粘っこい音かも知れない。

次にフロントから、途中ギター側のボリュームを落として弾いてみる。





いいねぇ。弾いてて気持ちいい。全体的にジャリッとしているけどちゃんと芯が通った音で、ボリュームを落としてもご機嫌。トーンは無いけど、3つのスイッチですごく多彩な音が出る。しかもそのセッティングが絶妙。さすがZ.VEXといった感じだ。

ただ、やはり予想通りだが、0.5Wとはいえども我がマンション環境では爆音。フルアップだと昼間でもちょっと気を遣ってしまう音量だ。でも、この大きさで、この軽さでチューブアンプってのも愉快だ。ホンマかいな! って感じ。

非常におもしろいアンプだ。

2009年10月 9日

Micro Head 0.5W その4

昨日は台風で出社できず、本日は前からとってあった有休で、なんと5連休になってしまった。

ということで、早速組み込み・配線を行う。
Nano Headは、回路図はSE(シングルエンド)だ。出力トランスには「Fender Reverb Trans 125A20B」が指定してあるので、今回はWeberのコレを使うことにする。だいぶ前に、何かに使えると思って買っておいた物だ。15ドルだから、Weberから直接買っても3,000円もしないと思う。同じ物がGarrettaudioさんにもある(ちょっと形が違うような気もするが・・・)。

そして、Nano Headでも採用しているトランス・真空管保護用の取っ手を採用する。タカチのBH-80を購入。買った後に、真空管はカバーできるけど、トランスは高さが足らなくてカバーできないことに気づく。まあいいや(爆)

基板の取り付け穴は、この取っ手にあわせ、無駄なネジを使わないように配慮してある。何事も美しく、見た目重視である。

さて、早速パーツを組み込み、配線していくわけだが、何せケースが小さくて、組み込み・配線順を間違えるとひどい目にあう。

「コレを先に取り付けておいて、その次にコレをつけて・・・ あれ? ちょっとまてよ・・・ じゃあ、コレを先に配線しないとダメか・・・」

こんな感じで、計画的に組み込まないと、全バラシの刑が待っている・・・

ということで、一応組み込み・配線が完了した。

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どこも干渉することなく、うまく組み込めた。

さて、いよいよ緊張の動作チェックだ。果たして、ちゃんと鳴るのか???

2009年10月 5日

Micro Head 0.5W その3

ケースの穴あけ。

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丸い穴ばっかりなんで、あっという間に終了。ただ、バリ取りは丁寧に。

今回、ケースをLEADのP-204にした。「入るかしらん・・・」と思いながらエイヤで買ってみた。サイズはW120×H40×D70と、1590Bよりちょいと大きめな感じ。高さがあるのでその分組み込みやすかろう、と。しかも加工が楽。

さあ、いよいよ組み込みだ!

2009年10月 3日

Micro Head 0.5W その2

基板上にパーツを取り付ける。

アンプ部の部品は抵抗とコンデンサしかないのであっさりしているが、問題は電源部。
今まで使ったことのないパーツがあって、しかも指定通りのパーツがなかなか見つからない。
この電源部、いわゆるスイッチング電源というやつだが、NE555というタイマーICを使う。未だに全然理解していないのだが、馬鹿みたいに高速でON/OFFを繰り返し、不安定な(リプルの多い)脈流を安定させるそうな・・・ う〜ん、よくワカラン・・・ あとはドカンと電圧を増幅させるパワーMOSFETのIRF740。そして、これもよくわからんのだが、100uHって値が指定されているインダクターってやつ。この三つがなかなか売ってないんだよなぁ・・・ やっと見つけたのがRSオンラインだったので早速注文。たぶん、互換のものがほかにあるんだろうけど、よくわかんなかったので、とりあえず同じ型番でそろえる。

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後は真空管を取り付けるのだが、実装はパターン面(裏側)にする。6021Wはピン配置が左右対称なので、表裏どちらにつけてもOK。ただ、基板に直接半田付けしなければならないので、交換時はまた半田付けしないといけない。

あと、IRF740は結構発熱するため、ヒートシンク(放熱板)を取り付けなければならない。

ということで、基板は完成。お次はケース加工に移る。

つづく

2009年9月27日

Micro Head 0.5W その1

ずっと前から、これが気になって仕方がなかった。

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Z.VEXのNano Head。なんと1590Bケースの中に収まったチューブアンプ! 定価もこりゃまたビックリの12万円! しかも、音がいいんだよね。「Nano Head」でググるといろいろ出てくるので聞いてもらいたい。真空管は6021WというSub Mini Tube。これがまたちっこくてかわいいけど、プレート電圧250Vまでかけられちゃう本格派。

さて、いつものフリストを覗いていたら、Nano Headの回路図が出ているではないか! ホントかどうかは定かではないが、これは作らにゃいかんだろう!

通常真空管アンプは電源部にトランスを使用するのだが、Nano HeadはパワーMOSFETというものが使われているらしい。要するにDC12Vを200Vぐらいまで増幅しちゃうものらしい。そんなのあるなんて知らんかった・・・ ということで、そこいらのお勉強から始めなくては・・・(危険だからね・・・)

たまたま、そのパワーMOSFETを使ったDC12V→170V回路がフリストに出てたので、それを使って組み込むことにする。

まずはレイアウト〜基板作成から。

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できるだけ本家に近づけられるよう、パーツ配置を詰め込んだ。本家は両面基板だろうから、片面では限界があるが、なんとか小さくできた。とはいっても、1590Bサイズに入るとはとても思えないので、少し大きくなるのを覚悟する。

ということで、Nanoより大きくなるので

 Micro Head

と名付けることにした。

つづく・・・

2009年9月 6日

いろいろ買い込んできました

なんだか更新が・・・ まあいいや。

週末、東京出張のついでで、アキバでいろいろ買い込んできました。
さて、何を作るんでしょうか・・・ それは次回のお楽しみということで・・・

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このパーツで3つの異なるモノを作ります。一つは30Wの真空管アンプ。
もう一つは6021Wというサブミニチューブを使ったアンプ。
そして最後に、同僚から依頼を受けたエフェクター。

追々紹介していきます。

ところで、実は今週、木曜日が出張で、金曜日に有休をとって、東京のとあるギタービルダーさんの工房にお邪魔してました。偶然mixiで知り合った方なんですが、とんでもない方でした! めちゃくちゃおもしろい話をいろいろ聞きましたよ。その話と、彼へのオーダーの話は、追々紹介していきます。

さて、どうなることやら・・・

2009年7月20日

18W SuperLite その5

最近いろいろと忙しくて、ブログの更新をサボり気味・・・

18W SuperLiteだが、とっくの昔に完成していたんだけど、録音する時間が無くて今日になってしまった。

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見た目はLEAD12だが、中身はブリブリのチューブ。う〜ん、かっこいい・・・

子供たちをプールに連れて行った後のけだるいなか、かなりいい加減だけど録音をアップしてみる。

先日変えたばかりのDuncan SHPR-1 P-Railsで弾いてみる。GAINはフルでマスターは12時。トーンはフラット。まずはハンバッカーモード。






思ったよりも歪まないなあ・・・ だけど、マスターを上げていくとブリブリに歪みが増す。こりゃ気持ちいい!

次にP-90モード。





やっぱP-90はいいねぇ。ジャキっとした中に太い芯が通ってる感じ。かなり好みの音。

最後にシングルコイルモード。





うんうん。コレもいいね。

Dr.Z mini Zの時よりも低音がかなり出てる。このあたりがシングルとプッシュプルの差なんだろうか? これ普通にライブに使えるんじゃない? いろいろとブースターを試してみたくなるね。

ということで、コレは相当気に入った! 今までいろいろ作ったが、やっぱMarshallに落ち着いてしまうのだろうか・・・ 早速練習スタジオに持って行こうか!
 
 

2009年6月24日

18W SuperLite その4

残すは配線。

今回POTをGarrett Audioさんとこの16mmを使用。ちょっとケチった。しかし、元々あいているPOTの穴は12mmで、今回使うのが7mm。かなりガバガバなので、こんな工夫をしてみた。

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ホームセンターでアルミ板を買ってきて、7mmの穴を開けて裏からホットボンドで止めた。これでぐらつき無くPOTを装着できる。正面からはこんな感じ。

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さて、配線だ。といっても、配線はそんなに多くない。真空管ソケットは基板に直付けなので、あとは楽ちん。あっという間に終わった。

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さて、どんな音がするのか・・・ サンプルは次回をお楽しみに!
 
 

2009年6月13日

18W SuperLite その3

ちょっとだけ金欠状態から脱出したので、一番金のかかるトランス類を揃えた。

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少しでも安く上げるため、電源トランスはヤフオクで中古を落とした。3,200円なり。NECの超古いトランスで、はじめからリード線がニョキニョキ出ているタイプ。275V-0-275Vで容量も十分。ちょっとでかいんだけど、安かったので目をつぶる。ただ、出力トランスはまともなモノを、と思い、Garrett AudioさんとことのGAMLLOT18を購入。Marshallの18W用で、しかも「おすすめ」の文字もあったので購入。サイトでは1次側のインピーダンスが「?」になっていたが、手元に届いてみると8kΩだった。

さて、必要なパーツは統べて手元に揃ったので、早速シャシーの穴開け加工に入る。伏せ型の電源トランス用に四角の穴を開けなければならないのだが、Lead 12のシャシーは厚さ1.5mmの鉄板。ハンドニプラではとうてい開けられず、仕方ないのでドリルで四隅にのこぎりが入るだけの長さの穴を開け、そこからジグソーを入れて切っていった。非常にしんどかった・・・

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そのほか大きな穴はいつものホールソーで開けていくのだが、一つ開けるとすぐにバッテリー切れ。穴開け〜充電を繰り返していたら、一日半も時間がかかってしまった。しかも、厚い鉄板なのでずれるずれる・・・ ってことで、ようやく穴開け完了。

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あ〜しんど〜
 
 

2009年6月 7日

18W SuperLite その2

ただいま大金欠のため、チマチマと作っている18W SuperLite(Marshall Lead12改)。

本日は基板にパーツを半田付けした。よく考えたら、両面基板って表のパターンと裏のパターンが穴で繋がっている、いわゆる「スルーホール」になっていないとダメじゃん! と今更ながら気づく。スルーホールにする器具がサンハヤトから出てるが、ちょっと高い。現在の金欠状態では買えない! となると、今回は無理矢理いくしかない! 抵抗やリードが両端から出ているモノは裏表でハンダしてしまえばOKだが、厄介なのがでっかい電解コン。実装面にはハンダが出来ない。仕方なく、穴を大きめに開けて、スズメッキ線を通して両面パターンに半田付け。で、ちゃんと導通をチェックしてから電解コンを裏面のみに半田付けした。ちょっとアブノーマルだが、繋がってりゃいいか・・・

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半田付けをしている最中、あちこちにパターンミスを発見。無理矢理カッターで削ったり、いろいろヤリクリしながらようやく装着終了。もっと慎重にレイアウトを作ればよかた・・・ orz

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マロリーを使った以外は、いたってフツーのパーツだ。なんせ金欠なもんで・・・

さて、残るはトランス類。アンプのパーツの中で、コレが一番高い。しかし、トランスをけちるとロクな事はない。ということで、完成はまだ先か・・・
 
 

2009年2月11日

Epiphone Valve Junior mod その2

Epiphone Valve Junior君改造の続きです。

早速改造に入ろう。抵抗を5ヶ所、コンデンサを1ヶ所変更するだけの簡単改造。
ちなみに抵抗はすべて1/2Wのカーボンを使用する。

まずR1を取り外して、1MΩをR1の左側とR2の左側に接続。ちょっとアブノーマルな接続だけど、まあ繋がってりゃいいか。そしてR8を1.5kΩに変更。

そして、R9を1.5kΩ、R6とR7をそれぞれ100kΩに変更。

最後にC5を、22μFから1,000μFに変更。元々ついていた22μFは耐圧50Vなんだが、1,000μFの50Vはバカでかいので、16Vにした。

ということで、ものの10分で改造終了。

外観は何も変わっていないので、改造してあるかどうかもわかんない。ちなみに上に乗っかってるのは自作のアッテネーター。

さて、どんな音かな... と鳴らそうと思ってハタと気がつく。

 「改造前の音録ってなかった・・・・orz」

こりゃしまった。どれだけ変わったか比較しようがないな・・・ まいっか。

ということで、録音してみた。まずは内蔵8インチのスピーカー。録音環境は、マイクがいつものSM57と、バレイアーツのストラト(リアがDuncan Customでフロント・センターがシングルコイル)。前半はリアで、後半がフロントの音。ボリュームはFull。





なるほど。Marshallっぽい。Mid HighからHighにかけて、独特のMarshallっぽいサウンドだね。改造前に比べて「カリッ」とした感じで歪みも増した。しかし、8インチのスピーカーでも、こうやってオンマイクで録れば結構使える音になるなぁ。

次に、Marshall1912のキャビで鳴らしてみる。





12インチなんで低音は断然出ているけど、全体的におとなしめの音。録音してみると8インチの方がパンチがあっていいなぁ。

ということで、別物の音に変貌したValve Junior君。なかなかイイじゃない? たったこれだけの改造で、ココまで激変するとは正直驚き。

うん、しばらくこいつで遊ぼうかな。

2009年1月18日

Dr.Z Carmen Ghia その3

じっくりと作っていたDr.Z Carmen Ghia君、とうとう完成。

ダイモって、味があって好きなのだ。最近のお気に入り。いかにも自作って感じがGood。
さて、肝心の音の方だが、これはいい! 一発で気に入った! 前回紹介したYoutubeと同じような音が出て、ちょっと感動。ちょっとトレブリーなんだけど、芯がある音。なかなか表現がしづらいけど、非常に独特な音。あまり歪んでいないようで、実際結構歪んでる(?) ずっと弾いていたくなる非常に心地いい音。これは、前回作成したMatchless Lightningより好みかも・・・

早速音をUPします。録音環境はいつもの通り、自作のアッテネーターををかませて、Marshall 1912(セレッション Vintage30 12インチ一発)キャビにShure SM57のオンマイク。ギターはシングルコイルのストラト。

まずはVolume9時&Tone12時。





次にToneはそのままで、Volume12時。





Volume3時。





Volume3時で、自作のKlon Centaurでブースト。





なかなかイイんでないの? かなり気に入ったよ! ジャリッとした歪みが心地いいね。是非とも大音量で鳴らしてみたい。

いや〜、真空管アンプ作りは楽しい! 次は何を作ろうかな・・・
(といいながら、次に作るのはもう決まってたり・・・)

2009年1月10日

Dr.Z Carmen Ghia その2

さて、のんびりと作成しているCarmen Ghia君ですが、順調にすすんでおります。

今回も、Matchless Lightningの時と同様に2Uラックマウント仕様で作ることにした。しかしまあ、毎度毎度穴あけは苦労する。特に、大きなホールソーを使うとドリルのバッテリーがすぐなくなる。充電しながらだと、ほぼ一日がかりだ。そして今回、パワートランス用の四角い穴開けように、ハンドニブラーを導入。しかしこれ、とてもきれいな仕上がりなのだが、かなりの重労働。手が痛くてたまらないし、時間もかかる・・・ こんなことなら、小さな穴をたくさん開けてニッパーで切って、ヤスリで仕上げた方が早いような・・・

パワートランスは、ヤフオクで安く落としたSANSUIの300V-0-300Vを使用。出力トランスはこれ

真空管は、回路図の指定通り、プリ部にJJのECC83S(12AX7)、フェイズインバーター部にGEの5751、パワー部にはヤフオクで安くゲットしたGroove TubesのEL84Sのレート5を使用する。

ということで、すべての穴を開け終え、パーツを装着。

前回のMatchless Lightningは回路図通りに作ったのだが、今回のCarmen Ghiaはちょっと改造してみる(といってもたいした改造ではないが・・・)

 1.INPUTをHigh/Low仕様に
 2.スタンバイスイッチの追加
 3.Master Volumeの追加と、Master VolumeのON/OFFスイッチ追加

1に関しては、1MΩの抵抗を入れるか入れないかだけなので超簡単。2も簡単。3に関しては、Xotic MODで有名な改造なんだが、素人の私にはどこに入れたらいいかさっぱり・・・ いろんな回路図を参考にしながら検討したがいまいち自信がない。ということで、いつもお世話になってるライブハウスのオーナーに相談。このオーナー、なんと国内メーカーのギターアンプを設計した事もあるスゲー人。アドバイスを受けて、挿入ポイントを決定した。ただ、オーナー曰く「このアンプはプリ部ではほとんど歪まないので、Master Volumeつけたら歪まなくなっちゃうよ!」とのこと。ということで、Master Volumeをキャンセルしてスルーするスイッチをつけることにした。

さて、そんなこんなで時間が空いたときにちょこちょこと配線して、やっと完成。

さて、音が鳴るのか? ドキドキ・・・

2008年10月26日

Matchless Lightning

遅くなってしまいましたが、自作Matchless Lightningの音をアップします。

録音環境は、

 MIC・・・Shure SM57 (オンマイク)
 Audioインターエフィス・・・M-Audio Delta66 & Omni I/O
 Cubase 3

軽くRoom Reverbをかけてます。

アンプのセッティングは、前回のアッテネーターをかませた状態で、

 Volume・・・3時
 Bass・・・11時
 Treble・・・2時
 Master・・・9時

です。
ギターは、最近メインで使っているバレイアーツのストラトです。S-S-Hで、リアはダンカンのカスタム(TB-5)を搭載してます。





アッテネーターをかませてあるので、ちょっとこもり気味です。本来はもう一段クリアな感じです。

次に、ブースターをかませてみます。まずは自作のFull Drive 2 コピーです。





Full Drive 2 は、結構好みの音です。プレゼンスが一段持ち上がった感じ。

続いて、これまた自作のKlon Centaur。





ケンタウルスは、低音が削られてしまいますが、中高域にかけて独特な音。
バントアンサンブルの中で存在感が出そうな音です。

最後に自作AC Booster。





AC Boosterは、とても素直な音。癖がなく、元の音をそのままブーストしてくれます。変な味付けがないので、本来のアンプの音を生かしたまま歪みを増すことが出来ます。

私の好みはFull Drive 2 ですね。なんだか、ほかのブースターも作ってみたくなりました・・・

2008年10月18日

Matchless Lightning

制作から一週間、何のトラブルもなくゴキゲンなサウンドを奏でてくれているMatchless Lightning君ですが、15Wとはいえやはり爆音。マスターボリュームを9時ぐらいまでしか上げられず、EL84のおいしいところを体感できません。

ということで、アッテネーターを作成しました。

今回は0.5WになるようにL-Padで作成しました。まあなんとか、マスターボリュームを上げてもそこそこの音量になりましたが、やはり気になるのがハイ落ち。モコモコになってしまいます。で、ハイパス用に10uFのバイポーラ電解コンデンサを採用。ちょっとはマシになりました。

でも、出力ボリュームのコントロールが出来ないのはちょっとイヤなので、Garrettaudioさんの可変タイプアッテネーターをを買ってみようかと思います。

2008年10月13日

Matchless Lightning

いよいよ基板・そのほかすべての配線です。

レイアウト図と照らし合わせて、慎重に半田付けをしていきます。2時間ほどですべて完成。

一通り半田付けをした後は、レイアウト図にそって、テスターで導通を確認していきます。何度も何度も確認して、半田不良や結線間違いがないかチェックします。

よし! 出来た! ってことで、早速真空管をセットして、緊張の通電・・・

電源ランプはちゃんとついてる。よし! ではスピーカーにつないでプラグイン!


 うぎゃ!


はい。感電しました。いや〜、びっくらこいた。体中が「ビンッ」って痺れます。これは心臓に悪い。なんで??? これはなんかおかしいぞ? 何でプラグインしただけで感電する? 早速総チェックだ! ってことで電源を切ろうとしたら・・・


 ほぎゃう!


また感電・・・ これはたぶん、アース不良に違いない! ってことで、コンデンサの放電を待って早速チェック。まずは、配線チェック・・・


 アッーーーーーーーー!


なんと、基板のグランドが落ちてない!!! なんてこった! あれだけ確認したのに・・・ かなり落ち込みました・・・orz ちゃんと結線して、電源オン&再び恐る恐るプラグイン。今度は感電しないぞ。大丈夫だ。ギターを抱えてボリュームを上げていきます。


 ギャーーーン


鳴ったー! すげー! 感動! でも待てよ? 音は鳴るには鳴るが、「ブーン」というひどいノイズ。これじゃまともに弾けたもんじゃない。

あっ、そうか! プリ管のシールドケースをつけていなかった・・・ ってことで、12AX7の3本にシールドケースをかぶせてもう一度鳴らす。おっ! だいぶノイズが減ったけど、まだ若干ノイズがあるぞ・・・ ってことで、早速ネットでノイズの原因を探していると、どうやらヒーターの電源に原因があるようです。今回、ヒーターはCeriaToneのレイアウト図通りに交流のまま配線しましたが、それがノイズをまき散らしているようです。そういえば、CeriaToneのレイアウト図で使われているヒーター電源の6.3Vはセンタータップになっていて、センターがグランドに落ちていますなあ。どこかのサイトで、片側をグランドに落とすとノイズが軽減されるとあるので、早速落としてみます。

 ノイズが消えた! ヒャッホー!

で、ヒーター電源を直流にするともっといいらしいので、この際ダイオード整流にして交流を直流にしました。

できた! で、もう一度鳴らしてみる。ノイズなし! まあ、マスターをあげればそれなりにノイズがあるのですが、こんなもんでしょう。

 ということで、最後にパネルにインレタを貼って、とうとう完成!!!

いやー、出来ちゃうもんですね! 初めてにしては上出来かな? 感電とノイズ以外はこれといったトラブルはなかったし。いやはや、感動もんですよ。自作で真空管ギターアンプが出来ちゃうとは夢にも思わなかったです!

で、音の感想ですが、とにかくぶっとい! 歪みはジャリッとした感じなんですが、恐ろしく前に出る音で、アタックがガツンときます。そして、ピッキングの強弱が出やすく、弱く弾くとほとんどクリーン、強く弾けばガツンと歪んで、これはおもしろい! でも、ちゃんと弾かないと粗が出まくり! トーンコントロールが独特ですね。トレブルを上げると低音がカットされて中高域が上がり、下げるとカットされていきます。バスを上げればだんだんブリブリになっていき、下げるとスカスカになっていきます。ちょっと慣れが必要ですね。いやー、コリャすげー! ただ、自宅はマンションなんで、マスターをほとんど上げられません。15Wは爆音ですので、パワー管が歪むところまでは体感できません。パワー管のEL84は結構歪みやすいと聞くので、早くスタジオで鳴らしてみたいですね。

機会があったら、音源もアップしようかと考えています。さて、次は何を作ろうかな・・・

Matchless Lightning

さあ、三連休最終日。一気に組み上げます!

ケースの穴あけが終了したので、早速パーツを取り付けます。

おぉっ! だんだんソレッぽくなってきたぞ! ワクワク・・・
早速ヒーターと電源周りの配線をします。電源周りにはBeldenの18AWG撚線を、そのほかには毎度おなじみBeldenの8503を使用します。電源系は丁寧に撚っていきます。

さて、真空管のヒーター周りの配線が終わりました。となると、真空管を取り付けてみたくなります。早速、ちゃんとヒーターがオレンジ色に光るかどうか試してみます。

か、かっこいい! やっぱり真空管を取り付けるとワクワクします! ちゃんとヒーターもついてる! これは楽しみだ!

さて、一気に配線を終わらせちゃいましょう。

Matchless Lightning

つづいて、ケースの穴あけです。

穴を開ける前に、イラストレーターであける位置を描きます。これをケースに貼り付けて、ポンチを打っていきます。これ、結構重要な作業です。真空管取り付け用の穴は、12AX7とEL84は22mm、整流管のGZ34は26mmです。今回穴あけに使用したのはホールソーです。ホームセンターで購入。普通のドリルに取り付けられて、しかも結構きれいな穴が開けられます。

ねじ穴用の小さな穴まで開けていきます。これが結構骨が折れる作業。電源トランスなどの四角い穴は、四角に沿って小さい穴を開けていき、ニッパーで切ってヤスリをかけます。

さて、この三連休、一気に組み上げますぞ!

2008年10月11日

Matchless Lightning

いよいよ基板の制作に入ります。

基板に使用するベーク板(ベークライト)のカットと、ハトメ用とケース固定用の穴をあけます。
今回、ベーク板を初めて加工しましたが、これが結構脆いんです。気を抜くとバキッっと割れちゃいます。カットはプラスティックカッターで、穴はドリルを低回転・低トルクにしないと割れてしまいます。というか失敗しました。2mmぐらいの下穴を先にピンバイスであけておくと楽です。何事も学習です。ハトメはホームセンターで4mmのものを購入。ホントはもう少し小さいのを探していたんですが、これがなかなかないんですな。アキバで買っておけばよかった・・・ で、ハトメをせっせと打っていきます。

今回、半田は確実性を重視して、いつも使っているアルミットを使用します。Kesterとか使おうかとも思ったのですが、やめます。で、早速パーツを取り付けていきます。

う〜ん、カッコいい! 電解コンデンサは、22u/350VがF&T、33u/350VにRUBY Goldを使用しました。220u/100Vになかなかいいのがなくて、よくわかんない大きなものになってしました。大きさがそろっているからいいか・・・ 25u/25VはSprague Atomをチョイス。そのほかのコンデンサはMalloryとマイカにして、抵抗はXiconのカーボンと巻線としました。

実は、CeriaToneDockery Ampsとでは、若干回路が異なってます。基本的にはCeriaToneでいくことにしますが、Dockery Ampsには電源トランス二次側の直後についている33u/350Vにブリーダー抵抗がかませてあります。これがあると、電源を切った後、コンデンサにたまった電気を数十秒で放電してくれます。感電を少しでも避けるために、これを採用します。

さて、お次はケースの加工に入ります!

2008年10月 8日

Matchless Lightning

さて、頼んでいた部品が届きました。いつものGarrettaudioさんで頼みました。ここは迅速な対応でGoodです。しかも結構マニアックなパーツがそろってるし。いつもお世話になってます。

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トランス類はノグチトランスの通販です。

電源トランスは、CeriaToneでは2次側が290Vのセンタータップになっていますが、なかなかありません。某ブログで280Vセンタータップ(280-0-280)で制作されている方がいらっしゃったので、HashimotoのPT-100をチョイス。140mAなんで、容量的には少々オーバースペックかな?

出力トランスには、ノグチトランスのPMF-G5にました。これも某ブログでPrimary 5KΩを使用している方がいらっしゃったのと、「ギターアンプ用」となっていたので選んでみました。

チョークは春日無線の4B-50MA。これも某ブログで5Hの50mAを使用していたのでまねました。東京出張のついでにアキバのお店でGet。

Garrettaudioでそろえきれなかったのもは、アキバですべてそろえました。今回、可搬性を考えてヘッド部分のみを作成し、さらに19インチラックマウント仕様にします。ラックは東京ラジオデパート地下1Fの奥澤で購入。5,000円しなかった。安い!

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基盤となるベーク板は東京ラジオデパート2階のマルカ電機で購入。種類も豊富でGood。

レイアウト図には、ノイズを受けやすい配線にシールド線が指定されているので、何かいいものはないかな、と秋葉原駅前の トモカ電気にいって物色。買ったのがベルデンの2chマルチケーブル。これをほぐして、中の細いシールド線を使うことにしました。

さて、材料が全部そろいましたので、早速制作に取りかかることにします!

2008年10月 5日

Matchless Lightning

ブログをほったらかしにして早2年・・・・

BLOG再開第一弾として、真空管ギターアンプ自作をスタートします。

さて、最近の私の趣味は、エフェクター自作です。30個ぐらいは作ったでしょうか。最初は見よう見まねで作り始めたのですが、やっと何となくわかってきたような気がします。で、調子に乗って今回無謀にも真空管のアンプを作っちゃおう、と思い立ったわけです。

今までは9Vの世界だったのですが、真空管アンプともなると何百Vもの高電圧を扱うわけで、それはもう、下手をすると感電死しかねない大変危険なものです。しかし、真空管ギターアンプの自作を公開されている皆さんに感化されちゃいました。作るぞ! 作ってみせるぞ!

で、それはもう調べに調べましたよ。アンプの回路図やレイアウト図を探したり、ブログで公開されている自作記事を穴が開くまで見ました。トランスやらチョークやら真空管やら・・・ 訳のわからないパーツも一つづつ調べました。

で、これを作ります!

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Matchless Lightning です。最初はもっと簡単なものから作ろうかと思ったのですが、最近ライブが多いし、どうせなら実践で使えるものをと、これにしました。15Wですが、小さなライブハウスぐらいなら十分でしょう。真空管の15Wは、結構パワーがあります。

そう、マッチレスといえばChar。あの音ですわ。昔から気になるアンプの一つだったのですが、あまりにも高すぎて買う気もおこらないアンプです。今でも中古で3〜40万します。たけ〜。

制作するに当たって参考にするのは、真空管ギターアンプのキットで有名なCERIATONEと.Dockery Ampsにあるレイアウト図です。とくにCERIATONEは、ほかにも魅力的なアンプのレイアウト図がたくさんあって、何とも制作意欲をそそります。

さて、次回から早速制作過程を紹介していきますよ。私のような超初心者のために、なるべく詳細に紹介していこうかと思っています。こうご期待!