2006年9月20日

動物三昧

妻の「八景島シーパラダイスに行きたい!」とのリクエストに答え、三連休を利用して一泊二日の小旅行。そう言えば、家族四人揃っての旅行って帰省以外は初めてだったり... 子供がまだ小さいってものあるし、我が家には足(車)が無いので、なかなか遠出の旅行が出来ていなかった。

我が家から八景島までは、電車を乗り継いで2時間近くかかる。日帰りも可能だったけど、それもキツイので横浜で一泊することに。楽天トラベルで素泊まりの安い旅館を探した。で、次の日中華街でも行こうかと話していたんだけど、子供達はあまり面白くないだろうということで、2日連続動物系になっちゃうけど「横浜ズーラシア」へ行くことに決定。

朝6時起きで、7時に出発。なんだかんだで八景島シーパラダイスに着いたのが9時30分。心配してた天気もまずまず、子供達は大はしゃぎ。早速お目当ての「海の動物たちのショー」を見る。私、実はこういうの初めて見たのだが、正直スゲー感動した。音楽に合わせて踊る4頭の白イルカ、なんてかわいいんだ... セイウチ3姉妹、面白いじゃないか! 家族4人ではしゃいでしまった(笑。でも、その他のアトラクションは別にたいしたこと無し。ジェットコースターやフリーフォールとか一応あるけど、どれも中途半端。やっぱり「海の動物たちのショー」が一番良かった。ちなみに食事も高い・不味いで×。

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日が暮れるまでたっぷり遊んで、ヘトヘトになって夜の9時頃旅館に到着。安いだけあってさすがに古くさい旅館だったが、女将さんが凄く気さくな人で救われた。まあ寝るだけだしいいか、ってことで、風呂に入ってバタンキュー。次の日、何だか怪しい空模様。台風が秋雨前線を刺激しているらしく、雨が降るかも、って予報。ちょっと心配しつつ横浜ズーラシアへ出発。電車〜バスを乗り継いで11時頃に到着。

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まあ、別にコレといった特徴のない動物園。「ここにしかいない動物」とかないし。前日の疲れを引きずりながらダラダラと歩く。でも子供たちは至って元気。もうついて行けませんわ... 入場してすぐ、ゾウの前で何だか人だかりが... よく見ると緑色と赤色の着ぐるみが見える。そう、ガチャピンとムックである。ポンキッキのロケだ。横にウエンツ瑛士がいて、カミさん大ハシャギ。

生まれて間もないオカピの赤ちゃんがちょうど公開されていた。そのぐらいかな... あとは、やる気のない動物たちをぐるぐる見て回っただけ、って感じ。

途中で雨が降ってきたので、早々と退散。新横浜のラーメン博物館で和歌山ラーメンを食べて、ドロドロに疲れ切って自宅に着きましたとさ。おしまい。

2006年9月15日

欲しい物リスト 音楽編

『In Pursuit』 Jesse van Ruller (8/23発売)

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今私の一押しギタリスト! 今回はピアノとギターのデュオ。前回はトリオだったので、この次はソロ何じゃなかろうか... で、また日本に来るみたい。ぜったい見に行くぞ!


『Who Let The Cats Out? 』 Mike Stern (8/16発売)

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あのスーパーベーシスト、リチャード・ボナが今回も参加。まあ多分いつもの通りなんだろうけど、やっぱり聞きたい(笑。ジャズ・フュージョンなのかロックなのかよくわからない「クリーントーンで弾いてたんだけどエキサイトしてディストーションペダル踏んじゃいました」系ギタリスト(笑。


『Metheny Mehldau』 Pat Metheny / Brad Mehldau (9/12発売)

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これも、Jesse van Rullerと同じくピアノとのデュオ。もうメセニーの名前がついてたら何でも買うぞ! 聞かないわけにはイカンでしょう!


『Way Up Tour: Live In Korea』 Pat Methiny Group

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これはDVD。このツアーは国際フォーラムの2DAYS2日とも見に行った。このDVDは韓国公演。買わなきゃイカンでしょう!


う〜ん、全部欲しいけど金欠じゃ〜

2006年9月14日

山弦 LIVE in SHIBUYA-AX (9/13)

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雨そぼ降る中、原宿駅から代々木体育館の横をぬけ、トボトボと一人で行ってきた。誰か誘えば良かったな... 山弦と言えば、知る人ぞ知る小倉博和と佐橋佳幸のスーパー・アコースティック・ギター・デュオである。私は山弦のせいで、高価なアコースティック・ギターにのめり込んでしまったのだ。どうしてくれる! 今回のライブは、山弦結成15周年記念ということで、回数も多く、しかもアコースティック曲中心の「A-SET」、バンドサウンド中心の「B-SET」に分かれている。で、私はA-SETを見に行った。B-SETも見たいのだが、金欠で断念...orz

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SHIBUYA-AXって、1ドリンク制なんだよね。当然私はビール。1杯では足りなかったので追加金払って3杯飲んでしまった(笑。

さて、会場にはいると、ステージには使用するギターがお披露目会のようにずらずらと並んでいる。じっくりと堪能した後、席に着く。前から5列目、ほぼ中央。なかなかイイ席。改めてステージを見ると、大きな液晶モニタが3つあるのみの非常にシンプルなステージ。っていうか、15周年なんだからもっと金掛けろよな!って言いたくなるぐらいの殺風景なステージ。その辺りもいかにも山弦らしいのだが。まあ、変な演出がない分、演奏を聴くのに集中できる、っていうのもあるが...

登場も至って普通。何の演出もない。「どうもどうも!」って感じで登場し、おもむろにギターを抱え、いきなり演奏スタート。で、5〜6曲連続でワーッと演奏。曲は山弦往年の名曲ばかり。私がコピーした大好きな曲もたくさんやってくれたので、ニンマリ見てた。

で、演奏が終わって、いつもの楽しいトークが始まるのかな、と思いきや、なんと「疲れたんで10分休憩します!」って言って引っ込んじゃった(笑。で、もう一杯ビール飲んで、後半突入。後半はパーカッション(なんと女性)が加わって、かなりエキサイト。

一曲目で面白いことをやっていた。ループサンプラー(?)みたいなエフェクターを使用し、リアルタイムに演奏を記録して、それをループで再生し、その上にさらにギターを重ねていく、という、知らない人には「何それ?」って感じのお遊びをやっていた。二人ともギターから手を離しちゃってるのに、音は鳴り続けている。で、その間に二人のギターを交換する、というパフォーマンス付き。私の隣で見ていた女性など、「どうなってるの?」って言ってた(笑。そのエフェクター、俺も欲しくなってきたぞ!(笑

最後のアンコールまで、さすが山弦、時にしっとりと、そして時にハードに、ジャジーに、ブルージーに、縦横無尽のギターを、デュオという形で見せてくれた。私など、間違えずに弾くのがやっとなのに、彼らは間違わないのは当たり前、その上で演奏のツヤというか、表情というか、アーティスティックな表現をプラスしているのだ。もう我々とは次元が違う。あれだけ自由に弾けたら、さぞかし気持ちいいだろうなぁ、と羨ましい気持ちと、イイ演奏を聞かせてもらった、という嬉しい気持ちが重なり、改めて山弦って素晴らしいな、と感じた一日であった。

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2006年9月11日

「小さき者へ」 重松清

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いや〜、重松ワールドにまたヤラレてしまった... 親と子、大人と子供をテーマにした全六編の短編集。「そういえば子供の頃、大人(とか親)にこんな風に言われるのがイヤだったなぁ」とか、「今から考えればつまんないことだけど、子供の頃はこんな事で悩んでたなぁ」とか、出てくるエピソードは共感できることばかりなのだが、同時にそれらを忘れかけている自分を思い知らされ「ハッ」としてしまう。「大人だって昔は子供だったんだ!」という、当たり前なんだけど忘れてしまっている事を、上手く物語に置き換えて、我々に説教しているようだ。

超お奨め! というか重松清はどれでもお奨め。