2006年9月14日

山弦 LIVE in SHIBUYA-AX (9/13)

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雨そぼ降る中、原宿駅から代々木体育館の横をぬけ、トボトボと一人で行ってきた。誰か誘えば良かったな... 山弦と言えば、知る人ぞ知る小倉博和と佐橋佳幸のスーパー・アコースティック・ギター・デュオである。私は山弦のせいで、高価なアコースティック・ギターにのめり込んでしまったのだ。どうしてくれる! 今回のライブは、山弦結成15周年記念ということで、回数も多く、しかもアコースティック曲中心の「A-SET」、バンドサウンド中心の「B-SET」に分かれている。で、私はA-SETを見に行った。B-SETも見たいのだが、金欠で断念...orz

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SHIBUYA-AXって、1ドリンク制なんだよね。当然私はビール。1杯では足りなかったので追加金払って3杯飲んでしまった(笑。

さて、会場にはいると、ステージには使用するギターがお披露目会のようにずらずらと並んでいる。じっくりと堪能した後、席に着く。前から5列目、ほぼ中央。なかなかイイ席。改めてステージを見ると、大きな液晶モニタが3つあるのみの非常にシンプルなステージ。っていうか、15周年なんだからもっと金掛けろよな!って言いたくなるぐらいの殺風景なステージ。その辺りもいかにも山弦らしいのだが。まあ、変な演出がない分、演奏を聴くのに集中できる、っていうのもあるが...

登場も至って普通。何の演出もない。「どうもどうも!」って感じで登場し、おもむろにギターを抱え、いきなり演奏スタート。で、5〜6曲連続でワーッと演奏。曲は山弦往年の名曲ばかり。私がコピーした大好きな曲もたくさんやってくれたので、ニンマリ見てた。

で、演奏が終わって、いつもの楽しいトークが始まるのかな、と思いきや、なんと「疲れたんで10分休憩します!」って言って引っ込んじゃった(笑。で、もう一杯ビール飲んで、後半突入。後半はパーカッション(なんと女性)が加わって、かなりエキサイト。

一曲目で面白いことをやっていた。ループサンプラー(?)みたいなエフェクターを使用し、リアルタイムに演奏を記録して、それをループで再生し、その上にさらにギターを重ねていく、という、知らない人には「何それ?」って感じのお遊びをやっていた。二人ともギターから手を離しちゃってるのに、音は鳴り続けている。で、その間に二人のギターを交換する、というパフォーマンス付き。私の隣で見ていた女性など、「どうなってるの?」って言ってた(笑。そのエフェクター、俺も欲しくなってきたぞ!(笑

最後のアンコールまで、さすが山弦、時にしっとりと、そして時にハードに、ジャジーに、ブルージーに、縦横無尽のギターを、デュオという形で見せてくれた。私など、間違えずに弾くのがやっとなのに、彼らは間違わないのは当たり前、その上で演奏のツヤというか、表情というか、アーティスティックな表現をプラスしているのだ。もう我々とは次元が違う。あれだけ自由に弾けたら、さぞかし気持ちいいだろうなぁ、と羨ましい気持ちと、イイ演奏を聞かせてもらった、という嬉しい気持ちが重なり、改めて山弦って素晴らしいな、と感じた一日であった。

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