2006年7月31日

原了郭の黒七味

同僚が京都に出張に行くというので、前から欲しかった原了郭の黒七味を買ってきてもらった。

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出会いはつけ麺屋。会社近く、麹町の交差点を永田町に向かって歩いて二本目の角に「つじ田」というつけ麺屋(ラーメン屋?)がある。魚系のスープで、これがなかなかいける。そこのカウンターに置いてあるのが、この黒七味なのだ。つけ麺の麺にふりかけるのだが、これが旨い! 色は真っ黒、山椒の味が効いていて一般的な七味とは全然違う香ばしさがある。

七味なんで、基本的に何にでもかけられる。試しにいろいろかけてみたのだが、それを見た娘が「パパが砂かけて食べてる!」と言っていた(笑

京都でしか買えないと思っていたんだけど、東京でも買えることが判明。とんだ足労をかけてしまった... ゴメンチャイ>同僚

2006年7月30日

BELDEN 9778

前日導入したモニタースピーカー「FOSTEX PM0.4」、オーディオインターフェイスとつなぐケーブルが、その辺の電気屋に売ってる数百円の赤白プラグでなんともショボかったので、まともなのを買いにアキバの「トモカ電気」に行ってみた。かなりマニアックな店で、今回購入したベルデンやモガミ、カナレなどのケーブル切り売りや、各種プラグが揃っている。マイクなんかも結構高めのコンデンサーマイクが置いてあったり、ボーカル録り用の風防フィルターとか、見てて楽しい物ばかり。

私は普段、ギター用でベルデンの「8412」という型番のケーブルを愛用している。そのサウンドは超ゴキゲン! プラグはもちろんスイッチクラフト製。ハンダは当然KESTER44。切り売りで買って、自分でハンダ付けして作っている。その方が安いし、自由な長さで作れるし。

で、今回のモニタースピーカー用はどうしようかと悩みに悩んで、今まで使ったことのない「9778」をチョイスした。クリアな音質だと言うことで、モニター用にはいいかな? と、試しに買ってみた。この型番も、「8412」に負けじと劣らず人気のあるケーブルだ。プラグはスイッチクラフト製、ハンダはKESTER44と定番の組み合わせでせっせと作る。

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さて、肝心の音は...
もう、全然違う! クリア感が段違い平行棒。なおかつ奥行き感も増している。しかも、ダイナミックレンジが上下とも一段広がった感じ。う〜ん、感激。

2006年7月28日

てんこ盛マグロ定食

今日、仕事で築地に行った。で、昼飯は当然築地市場でしょう! ってことで、同僚お奨めの「築地食堂」に行く。

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「てんこ盛マグロ定食」1,500円なり。

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名前の通り、マグロてんこ盛り状態! んまい! んますぎ! シアワセ〜!

2006年7月20日

モニター・スピーカー Fostex PM0.4

実は私、今までまともなモニタースピーカーを持っていなかった。大昔、YAMAHAのSY77っていうシンセを買ったときに一緒に買った、同じくYAMAHAのパワード・スピーカーを今の今まで使っていた。「アクティブ・サーボ・テクノロジー」とかで、小さい割には低音が出るスピーカーなのだが、どう考えてもMIX用には使えなかった。なので、MIX時の音調整はもっぱら、

 1. SONYの定番スタジオ御用達ヘッドホン「MDR-CD900ST」で作り込み
 2. いつもリスニング用に使っているDENONのコンポで確認し
 3. さらに、いつもiPodで使っているイヤホン「Etymotic Research ER-4P
   で最終確認

という感じで非常に面倒なことをしていた。まともなモニター・スピーカーが欲しいなぁ、と思っていた矢先、サウンド&レコーディング・マガジンの6月号でモニター・スピーカーの特集記事が載っていて、さらに欲しい度が急上昇していたのであった。

でも、「いいなぁ」と思う物はペアで5〜10万ぐらいする。高け〜よ! 買えね〜よ! ってことで半ば諦めていたんだけど、ふらっと立ち寄ったアキバのmusicvoxに、結構な種類のモニター・スピーカーが展示してあって、しかも自由に視聴可能。いろいろと聞いてみたのだが、やはり気に入った物は高い。パパのお小遣いじゃとても買えません...orz で、自分が買えそうな価格帯をいろいろと試してみたところ、いいのがあった! それが、今回購入した「Fostex PM0.4」である。なんとペアでパワーアンプ内蔵で約1.5万円! やすっ! でもって、サウンドハウス(通称「音屋」)にて購入。

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冷静になって考えてみると、自宅(マンション)で、高域から低域まで気持ちよく鳴らした状態でモニタリングした日にゃ、確実に近所迷惑になるだろう。しかも、MIXは夜の作業が圧倒的に多い。そう考えると、「小さな音で、無理のないバランスの良い音が鳴るかどうか」が非常に重要なポイントになる。そう、そんなに「低音」に拘っても仕方がないのである。とは言っても、低音はちゃんとモニタリング出来ないと意味がない。ということで、そんな条件を当てはめて検討したところ、Fostex PM0.4が予算的にも実用的にもヒットしたのである。

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で、前置きはこのぐらいにしてファースト・インプレッション。

まず、実際机の上に置いてみると、「小さい」。こんな小さいスピーカーでまともに作業できるんだろうか? と、少々不安になってしまったが、早速配線。裏側にRCAピンと、バランスタイプのTRSフォンと2系統の入力がある。両方刺せないことは無いのだが、インピーダンスがおかしな事になってしまって出音が悪くなってしまうので、実質1系統のインプットしか使えない。で、早速音を出してみた感想。

高域はシャリシャリした感じで「透明感」という意味では少々薄い。これはエージングが進んで落ち着くことを期待したい。しかしながら、反応は早いし、「若干気になる」ぐらいのレベルだ。

まあ、最初から期待してはいなかったが、やっぱり低域は弱い。ただ、ベースやキックの芯はしっかり出ているし、分離も非常によい。逆に変な誇張が無い分、素直とも言えるだろう。変にブーミーな低域で音程感が損なわれるよりはよっぽどマシだ。ただ、ツィーターに比べると反応は若干遅めで、スピード感に欠ける気がした。

少し気になるのが中域部分。ボーカルやホーン系の艶っぽい音域がちょっと奥に引っ込んだ感じが見受けられた。これはMIX時に少々気をつけておかなければならないポイントだろう。ただし「若干」なので、それほど気になるというほどでもない。

全体的な感想だが、定位感も良く、小さな音でもバランスが良く、なんたって安い。ルックスも鏡面仕上げで価格の割に高級感がある。セッティングさえ間違わなければ、マスタリング用モニター・スピーカーとして十分運用可能だと思う(あくまでアマチュアレベルだが)。ちなみに、この鏡面仕上げ、スピーカーの位置決めに非常に役立つ。リスニングポイントに座った状態で、スピーカーに自分の顔が写っているのを確認できれば、ちゃんとスピーカーが顔に向いていると言うことだ。ちなみに、このスピーカーはウーハーを耳の高さにした方が良好な結果が得られた。

ということで、一言で言うと「気に入った」。上記のようにウィークポイントは確かにあるが、価格とサイズの事を考えると十分妥協できる範囲だ。それよりも、こんな価格でこの環境が手に入る事の方が驚きだ。各店舗で品薄なのも解る気がする。とても良い買い物だった。

2006年7月19日

腰の腰痛が痛い

先週末からひどい腰痛に苛まれている。なんだか腰痛が持病みたいになってしまった。腰を前に曲げる動作をすると、脳天直撃系の痛みが襲う。とにかく、朝布団から起きあがれない。靴下がはけない。いすに座れるけど立ち上がれない。どうしようもない...orz 先日など、得意先でお辞儀をしたときに「ギクッ」ときて慌ててしまった。近くの医者に行ってレントゲンとか撮ったんだけど、「神経性のものじゃなくて、筋肉痛の一種だね。」とかいい加減なことを言われる。脳天直撃の神経ピリピリ系だと思うんだけどなぁ... 医者変えてみようかなぁ...

2006年7月 3日

「Op.ローズダスト」 福井晴敏

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福井晴敏は「亡国のイージス」でハマってしまった、大好きな作家。映画は最低だったけど(笑 今回の「Op.ローズダスト」も大作で、読み応えあり。普段ハードカバーは読まないんだけど、福井晴敏だけは例外。だって、文庫本化まで待てないんだもん...

福井晴敏の作品は、そのほとんどで「日本再生」というテーマが流れている。非常に重いテーマだし、我々にとって見ればあまり現実味のないテーマなのかもしれないが、逆に言うとその「現実味の無さ」に警鐘を鳴らしているのだろう。

あと、よく出てくるのが「ダイス」という諜報機関。ほんまにあるんかいな? って感じだけど、無いとも言い切れないんじゃないかな? ひょっとして? なんて思えたりもするぐらいよく出てくる。

さて、本題。結論から言うと「ちょっと期待はずれ」。特に後半(下巻)、なんとなくスピード感・緊張感が薄く感じられ、スローモーションを見ているようで少々拍子抜けしてしまった。スピード感が必要な場面なのにもかかわらず描写が細かすぎるのが原因なのだろうか。あと、もう一つ二つどんでん返しやサプライズがあるかと思いきや、意外と淡泊に終わってしまった感じ。あと、全体にわたって「古い言葉/新しい言葉」というキーワードが出てくるのだが、正直「?」な感じだった。意味づけが希薄、という感が否めない。

しかしながら、いつもの饒舌に語り揚げる「福井節」は健在だし、スケールの大きさはさすがとしか言いようがない。次回作に期待したい。

たぶん、映画化は無理でしょう(笑 金かかりそうだし。