2009年12月 2日
2009年10月11日
Micro Head 0.5W その5
完成!!!!
ラベルは、Thundertweak Heavywatterの時と同じコレ。シンプル・イズ・ベスト。ジャックやノブの大きさで大方見当がつくと思うが、念のため大きさの比較を。
コレでチューブアンプですよ旦那! ちっちぇー!
まあ、何はともあれ音ですよ。現在、我が愛しのValley Arts君はリペアのたびに出かけているので(詳細は後ほど・・・)、残ったブラッキー君で録音。真ん中の3つのスイッチでいろんなトーンが楽しめるのだが、まずは気に入ったポジションで録音。ボリュームフルアップでリア。
SEならではのパンチのある音。低域はさすがに出ていないが、わりと好きな音だなぁ。粘っこい感じ。ハンバッカーだと、もう少し粘っこい音かも知れない。
次にフロントから、途中ギター側のボリュームを落として弾いてみる。
いいねぇ。弾いてて気持ちいい。全体的にジャリッとしているけどちゃんと芯が通った音で、ボリュームを落としてもご機嫌。トーンは無いけど、3つのスイッチですごく多彩な音が出る。しかもそのセッティングが絶妙。さすがZ.VEXといった感じだ。
ただ、やはり予想通りだが、0.5Wとはいえども我がマンション環境では爆音。フルアップだと昼間でもちょっと気を遣ってしまう音量だ。でも、この大きさで、この軽さでチューブアンプってのも愉快だ。ホンマかいな! って感じ。
非常におもしろいアンプだ。
2009年10月 9日
Micro Head 0.5W その4
昨日は台風で出社できず、本日は前からとってあった有休で、なんと5連休になってしまった。
ということで、早速組み込み・配線を行う。
Nano Headは、回路図はSE(シングルエンド)だ。出力トランスには「Fender Reverb Trans 125A20B」が指定してあるので、今回はWeberのコレを使うことにする。だいぶ前に、何かに使えると思って買っておいた物だ。15ドルだから、Weberから直接買っても3,000円もしないと思う。同じ物がGarrettaudioさんにもある(ちょっと形が違うような気もするが・・・)。
そして、Nano Headでも採用しているトランス・真空管保護用の取っ手を採用する。タカチのBH-80を購入。買った後に、真空管はカバーできるけど、トランスは高さが足らなくてカバーできないことに気づく。まあいいや(爆)
基板の取り付け穴は、この取っ手にあわせ、無駄なネジを使わないように配慮してある。何事も美しく、見た目重視である。
さて、早速パーツを組み込み、配線していくわけだが、何せケースが小さくて、組み込み・配線順を間違えるとひどい目にあう。
「コレを先に取り付けておいて、その次にコレをつけて・・・ あれ? ちょっとまてよ・・・ じゃあ、コレを先に配線しないとダメか・・・」
こんな感じで、計画的に組み込まないと、全バラシの刑が待っている・・・
ということで、一応組み込み・配線が完了した。
どこも干渉することなく、うまく組み込めた。
さて、いよいよ緊張の動作チェックだ。果たして、ちゃんと鳴るのか???
2009年10月 5日
Micro Head 0.5W その3
ケースの穴あけ。
丸い穴ばっかりなんで、あっという間に終了。ただ、バリ取りは丁寧に。
今回、ケースをLEADのP-204にした。「入るかしらん・・・」と思いながらエイヤで買ってみた。サイズはW120×H40×D70と、1590Bよりちょいと大きめな感じ。高さがあるのでその分組み込みやすかろう、と。しかも加工が楽。
さあ、いよいよ組み込みだ!
2009年10月 3日
Micro Head 0.5W その2
基板上にパーツを取り付ける。
アンプ部の部品は抵抗とコンデンサしかないのであっさりしているが、問題は電源部。
今まで使ったことのないパーツがあって、しかも指定通りのパーツがなかなか見つからない。
この電源部、いわゆるスイッチング電源というやつだが、NE555というタイマーICを使う。未だに全然理解していないのだが、馬鹿みたいに高速でON/OFFを繰り返し、不安定な(リプルの多い)脈流を安定させるそうな・・・ う〜ん、よくワカラン・・・ あとはドカンと電圧を増幅させるパワーMOSFETのIRF740。そして、これもよくわからんのだが、100uHって値が指定されているインダクターってやつ。この三つがなかなか売ってないんだよなぁ・・・ やっと見つけたのがRSオンラインだったので早速注文。たぶん、互換のものがほかにあるんだろうけど、よくわかんなかったので、とりあえず同じ型番でそろえる。
後は真空管を取り付けるのだが、実装はパターン面(裏側)にする。6021Wはピン配置が左右対称なので、表裏どちらにつけてもOK。ただ、基板に直接半田付けしなければならないので、交換時はまた半田付けしないといけない。
あと、IRF740は結構発熱するため、ヒートシンク(放熱板)を取り付けなければならない。
ということで、基板は完成。お次はケース加工に移る。
つづく
2009年9月27日
Micro Head 0.5W その1
ずっと前から、これが気になって仕方がなかった。
Z.VEXのNano Head。なんと1590Bケースの中に収まったチューブアンプ! 定価もこりゃまたビックリの12万円! しかも、音がいいんだよね。「Nano Head」でググるといろいろ出てくるので聞いてもらいたい。真空管は6021WというSub Mini Tube。これがまたちっこくてかわいいけど、プレート電圧250Vまでかけられちゃう本格派。
さて、いつものフリストを覗いていたら、Nano Headの回路図が出ているではないか! ホントかどうかは定かではないが、これは作らにゃいかんだろう!
通常真空管アンプは電源部にトランスを使用するのだが、Nano HeadはパワーMOSFETというものが使われているらしい。要するにDC12Vを200Vぐらいまで増幅しちゃうものらしい。そんなのあるなんて知らんかった・・・ ということで、そこいらのお勉強から始めなくては・・・(危険だからね・・・)
たまたま、そのパワーMOSFETを使ったDC12V→170V回路がフリストに出てたので、それを使って組み込むことにする。
まずはレイアウト〜基板作成から。
できるだけ本家に近づけられるよう、パーツ配置を詰め込んだ。本家は両面基板だろうから、片面では限界があるが、なんとか小さくできた。とはいっても、1590Bサイズに入るとはとても思えないので、少し大きくなるのを覚悟する。
ということで、Nanoより大きくなるので
Micro Head
と名付けることにした。
つづく・・・