2006年8月28日

incense

実は今、incense(お香)に凝っている。日本のぢゃなくてインドのお香。きっかけは、ふらっと入ったアジアンな雑貨屋。そこにお香がたくさん売っていた。スティックタイプからコーンタイプ、あと香炉や香箱なども。お店自体もお香が焚いてあっていい香りがしていた。そんなに高い物でもないので、試しにコーン(円錐形)タイプのお香を適当に3種類と、香箱を買ってみた。1,500円ぐらいだったかな?

部屋で早速焚いてみる。最初はシダーの香り。う〜ん、落ち着くなぁ。いい感じ。こんなにいい物だとは思わなかったので、いろいろとググってみることにした。

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インドのお香は、、コーンタイプよりスティックタイプの方が断然種類が豊富だ。しかも、お香の世界にも有名メーカーがあって、定番の香りとかあるそうな。ふ〜ん。だんだん興味が湧いてきてmixiとかのお香・incense系のコミュに手当たり次第参加。こういうときにmixiって便利だなぁとつくづく。

で、早速スティックタイプをココで買ってみた。当然、専用の香箱も。この店、相当な種類を取り扱ってて、しかもレスポンスが早くてgood。

いろいろ調べると、「HEM(ヘム)」というメーカーが種類も豊富で人気らしい。その中でも特に定番中の定番らしい「プレシャス・チャンダン」というのを買ってみた。「チャンダン」とは「白檀(ビャクダン)」のこと。あと、名前に惹かれて「レイン・フォレスト」、もう一つ「フォレスト」というのを買ってみた。

早速「プレシャス・チャンダン」を焚いてみる...

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すんげーいいぢゃない! 最初に適当に買ったわけのわからんメーカーのコーンとは、香りの深みがちがう! さすが定番だけある! と、ろくに知りもしないのにミョーに納得する俺。次に「レイン・フォレスト」を焚いてみる。これもいいわぁ〜。まさに「森林浴」。うん! 世は気に入ったぞ!

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また一つ、新たな楽しみを発見した私なのであった。

2006年8月27日

エリクサー・フォスファーブロンズ弦

アコースティック・ギター用の弦、いろいろと浮気したけど今はエリクサーに落ち着いている。エリクサーといえば、コーティング弦の草分け的存在。弦が錆びないように、表面に極薄の特殊コーティングが施されている弦だ。今ではダダリオとかディーンマークレーとかでも同じようなコーティング弦がある。で、少し前まではディーンマークレーのアルケミーってのを使ってたんだけど(押尾コータロー使用で有名)、どうもタッチが今ひとつ気に入らない。音はいいのだが、何か運指時に引っかかる感じがするのと、スクラッチノイズが結構大きい。ってことで、結局エリクサーに落ち着いた、という訳。音もまあまあ無難で、タッチはノンコーティング弦とさほど変わらない感じで違和感がきわめて少ない。

ノンコーティングの普通の弦は、どれだけケアしても1週間も経てば錆びて音質も劣化してしまうが、このコーティング弦、下手すると1ヶ月ぐらい張りたての音が持続する。しかも錆びずにピッカピカ。う〜ん、文明ってスバラシイ。1,700円ぐらいと少々高めなのだが、これだけ保てば逆に安い。

そのエリクサーに、新しくフォスファーブロンズ弦が出たことは結構前から知っていたのだが、今回初めて張ってみることにした。

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フォスファーブロンズだけあって、ブロンズ弦よりきらびやかで品のある音がする(因みに、フォスファーブロンズは通常のブロンズに極少量の燐を混ぜた物)。しかも、ブロンズ弦で見られた「シャリシャリ感」がかなり減って、より通常の弦に近づいた感じ。こりゃいいね! これからはデフォでこれだね!

2006年8月24日

「ダーク」 桐野夏生

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女探偵・村野ミロシリーズ。「顔に降りかかる雨」の続編。

いや〜 暗い暗い... ある意味タイトル通りだ。主人公の村野ミロ、前作の「顔に降りかかる雨」とは別人になってしまったかのような変貌ぶりだ。いきなり「死にたい」から始まり、どうせ死ぬんだからと、周りを巻き込みながらヤケクソに行動するミロ。殺人、レイプ、ホモセクシャル、麻薬、裏社会、ヤクザ... もう、読んでいてい気分が悪くなってくるのだが、そんな中で村野ミロの「死のう」から「生きよう」に変わっていく様は、重く暗いこの物語に一筋の光をもたらしている。

桐野夏生は「OUT」や「柔らかな頬」辺りの有名どころは読んでいる。とても好きな作家なのだが、この「ダーク」は微妙。物語としては面白いのだが、いかんせん「暗い」。読んでいる自分もズブズブと闇に沈んでしまうような感覚だ。

2006年8月22日

私のギター その4

所有アコースティックギター紹介2本目。TACOMA ECM38C Limited Edition。

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30万円で購入。所有するMartin OOO-28ECとはキャラクターが全然違う音なのだが、これもまたウットリするぐらいいい音。きらびやかで、繊細で、それでいてボリューム感たっぷり。タコマのギターは総じて良く鳴るのだが、このギターもビックリするぐらい良く鳴るし、バランスといい音の立ち上がりといいスバラシイの一言。そうえいばこのモデル、御大チャーがCMで使用してたっけ。

 ・トップ/シダー単板
 ・サイド&バック/ホンジュラス・マホガニー単板
 ・フィンガーボード&ブリッジ/エボニー
 ・ネック/マホガニー

トップに使われているシダー(杉)だが、なんと湖の底に2500年も沈んでいた木を使っているそうな。ホンマかいな... また、「Limited Edition」と名前がつくように、全世界で100本限定のモデルなのである。


 ところで...............


実はこのギター、とんでもないトラブルを抱えている。塗装が浮いてきてしまっているのだ!(写真参照)

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「なんでやねん!」って感じでいろいろと調べてみたところ、「タコマ・ギターの塗装剥離」という症状が結構問題になっているらしい。某2ちゃんねるやmixiでも意見・不満の声が飛び交っていたりする。タコマはアメリカのメーカーなので、当然アメリカで作られている。しかし、日本の気候に塗装が合わず、塗装が木と剥離してしまうらしいのだ(タコマは高級ギターには珍しくポリ塗装)。アメリカではこの問題は起こっていないそうだ。まったく冗談じゃない! 易々と諦められるほど安いギターじゃないぞ!

リペアショップで再塗装すると、軽く8〜10万円はしてしまう。しかしこのままにしておくのはちょっと... と、思い悩んでいたところ、mixiのTACOMAコミュでナイスな情報がっ! なんと、この問題に対して、タコマ自身が無償で直してくれるとのこと! 助かった〜! 早速輸入代理店のキタハラ楽器へ。社長の親切・丁寧な対応に感動しつつ、晴れて我がTACOMA ECM38Cはアメリカへと旅立つこととなりました。塗装修理にはなんと4〜5ヶ月もかかるそうな。ただしこの無償塗装修理、以下の条件がある。

 ・キタハラ楽器の保証書があること
 ・所有者がファーストユーザーであること

私はクリアしているので問題ないが、中古で買ってたりしてたらアウト。残念ながら自力で直すしか道はない。もし条件に合致する場合は、購入店かキタハラ楽器に連絡すべし。購入店で埒があかない場合は、直接キタハラ楽器に電話した方が早そうだ。もの凄く親切に親身に対応してくれる。

無事に帰ってきておくれ〜 達者でな〜

ということで、ギター紹介のつもりがトラブルレポートになってしまった...orz