2009年2月11日

Epiphone Valve Junior mod その2

Epiphone Valve Junior君改造の続きです。

早速改造に入ろう。抵抗を5ヶ所、コンデンサを1ヶ所変更するだけの簡単改造。
ちなみに抵抗はすべて1/2Wのカーボンを使用する。

まずR1を取り外して、1MΩをR1の左側とR2の左側に接続。ちょっとアブノーマルな接続だけど、まあ繋がってりゃいいか。そしてR8を1.5kΩに変更。

そして、R9を1.5kΩ、R6とR7をそれぞれ100kΩに変更。

最後にC5を、22μFから1,000μFに変更。元々ついていた22μFは耐圧50Vなんだが、1,000μFの50Vはバカでかいので、16Vにした。

ということで、ものの10分で改造終了。

外観は何も変わっていないので、改造してあるかどうかもわかんない。ちなみに上に乗っかってるのは自作のアッテネーター。

さて、どんな音かな... と鳴らそうと思ってハタと気がつく。

 「改造前の音録ってなかった・・・・orz」

こりゃしまった。どれだけ変わったか比較しようがないな・・・ まいっか。

ということで、録音してみた。まずは内蔵8インチのスピーカー。録音環境は、マイクがいつものSM57と、バレイアーツのストラト(リアがDuncan Customでフロント・センターがシングルコイル)。前半はリアで、後半がフロントの音。ボリュームはFull。





なるほど。Marshallっぽい。Mid HighからHighにかけて、独特のMarshallっぽいサウンドだね。改造前に比べて「カリッ」とした感じで歪みも増した。しかし、8インチのスピーカーでも、こうやってオンマイクで録れば結構使える音になるなぁ。

次に、Marshall1912のキャビで鳴らしてみる。





12インチなんで低音は断然出ているけど、全体的におとなしめの音。録音してみると8インチの方がパンチがあっていいなぁ。

ということで、別物の音に変貌したValve Junior君。なかなかイイじゃない? たったこれだけの改造で、ココまで激変するとは正直驚き。

うん、しばらくこいつで遊ぼうかな。

2009年1月25日

Epiphone Valve Junior mod

2年前に購入したEpiphone Valve Junior君。最近はあまりならしてあげてないなぁ・・・

海外のアンプ自作・改造フォーラムをいろいろ覗いていると、Valve Junior改造の投稿がやたらと目につく。トーンを追加したりマスターボリュームを追加したり、Marshallっぽく改造したりと、それはもう活発だ。まあ確かに、1.5万円というアホみたいに安い価格なのに本格的なフルチューブで、しかもコンパクト・かわいい。いろんな意味でおもしろいアンプである。そういえば、もう日本ではもう売ってないんじゃないかな? 今でもヤフオクで高値取引されてるぐらいだから、購入できた私はラッキーだったのか・・・

で、最近自作アンプに目覚めた私としては、いてもたってもいられなくなった(笑)

 よし! 改造してやる!

このアンプ、ボリュームを12時以降でだんだん歪みだし、フルにするとご機嫌なクランチ・サウンドなんだが、やっぱりどこかブーミーで、そこが唯一の不満。もっとご機嫌な歪みにならんもんかと。で、ココ(ちなみにココも登録制)で紹介されている「Marshallっぽい音にしちゃえ!」的な改造をしてみることにした。

さて、数回に分けて改造の紹介をするわけだが、お約束の注意点。

 1.1.5万円のアンプとはいえ、中身は高電圧・高電流の危険な真空管回路。下手なところを触るとものすごい感電をします。下手すると死にます(マジで)。特に基板のパターン面を触ることになるので、「ココを触ると危険」という知識のない方は、お勧めしません。マジでやめてください。

  2.この改造で、何らかの不具合が発生した場合、一切責任を持ちませんよ、ええ。あくまで自己責任で!

とまあ、お約束の免責事項で恐縮だが、早速作業開始!

実は、スピーカーをJensenのアルニコ、スピーカーケーブルをベルデンに交換済み。オリジナルに比べて結構パンチのある音になっている。早速分解に入る。

ヘッド部分の取り外しは、上面4カ所のねじを外すだけ。ねじのカバーは爪でこじれば簡単に外れる。

背面から引きずり出して、基板とご対面。パーツ少なっ! まあ、プリが12AX7一本、パワーがEL84一本のシングルエンドでワンボリュームならこんなもんか・・・ そういえば、スピーカーは4Ωだが出力トランスには8Ωも出てるので、切り替えスイッチでもつけようかな。

ここからが慎重な作業。コネクタ類をすべてはずして、基板のみを取り出す。一応ブリーダー抵抗がついているようなので放電はされているだろうが、油断は禁物。感電は二度とごめんだ!

さあ、次回からはいよいよ改造に入るぞ!(といってもスゲー簡単なんだが・・・)

 

Calendar

2011年6月
Su Mo Tu We Th Fr Sa
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

Recent Entries

  1. Epiphone Valve Junior mod その2
  2. Epiphone Valve Junior mod

Value Checker