2006年2月27日

私のギター その3

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実は私、エレキギターより、なぜかアコースティックギターの所有本数が多い。そのウチの一本、Martin OOO-28ECを紹介。ECとは、あのギターの神様「エリック・クラプトン」のこと。つまりはエリック・クラプトンモデル。26万で手に入れた。

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角張ったヘッド、オープンギアのペグ、ダイヤモンド・ポジションマーク、ヘリンボーン(杉綾模様)インレイ、鼈甲ピックガード、三角ネックと、いわゆる「プリウォー・モデル」を再現した、なんとも渋いヤツ。トップ板も飴色で、しっとりとした重みを感じさせる。

で、このギター、とにかく鳴る鳴る! こんな小さな薄いボディーのクセして、やたら鳴る。マーチンって、新品のD-28とか弾いても、「あれ? こんななの?」ってぐらい鳴らないのが多いんだけど、このモデルは格が違う。まあ、スキャロップド・ブレーシングと薄いトップのおかげなんだろうけど、いつまでも弾いていたい心地よさがある。あと、ネックが通常のOOO-28より広い、OMシリーズと同じナット幅になっている。これもまた弾きやすい。

で、20フレットにエリック・クラプトンのサイン入りw でも、知らない人はなんだかよく解らないと思う。っていうか、言わなきゃわかんないね。

あと、やっぱり作りは丁寧。さすがって感じ。このギターは、ずーっと持っていたい、超お気に入りの一本なのである。

2006年2月15日

パット・メセニー来日決定

去年に引き続き、またまたパット・メセニー様が日本に来ますぞ! 今回はゲイリー・バートンと一緒。ドラムはアントニオ・サンチェスですぞぉ! Blue Note Tokyoで5/26〜6/3と、かなり長めですね。本当は全部行きたいところだけど、今回¥13,650と、ちょっと高めなんで、どう考えても無理っぽいです。

去年は東京国際フォーラム2日とも行きましたけどね。Blue Note Tokyoは、結構間近で見られるので、今からとても楽しみです。絶対握手してもらおっと!

2006年2月 8日

「星々の舟」 村山由佳

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第129回直木賞受賞作。4兄妹と父・母それぞれのストーリーが短編になって繋がっている。どの話も一つの小説として逸品だ。それらのストーリーが、夜空の星座のごとく線で繋がり、一つの形と成している感じだ。

しかし、読み終えて思った。「こんなエロい家族いるかいな...」。禁断の恋に悩む次男と長女、本妻が亡くなった後、すぐに妾と再婚する父、ダラダラと不倫を続ける次女、罪悪感に駆られながら部下と不倫をする長男... とまあ、まさに「色情家族」である。

正直、あまり好きな作品ではない。結局何が言いたいのかよく解らないまま、「なんだかエロい話が続いて、最後に父の戦争話で終わり」って感じだ。直木賞=おもしろいとは限らないな、と感じた作品だった。しかし、一つ一つの物語は、短編として逸品であることは間違いない。ただ私の肌に合わなかっただけだ。