2009年1月25日

Epiphone Valve Junior mod

2年前に購入したEpiphone Valve Junior君。最近はあまりならしてあげてないなぁ・・・

海外のアンプ自作・改造フォーラムをいろいろ覗いていると、Valve Junior改造の投稿がやたらと目につく。トーンを追加したりマスターボリュームを追加したり、Marshallっぽく改造したりと、それはもう活発だ。まあ確かに、1.5万円というアホみたいに安い価格なのに本格的なフルチューブで、しかもコンパクト・かわいい。いろんな意味でおもしろいアンプである。そういえば、もう日本ではもう売ってないんじゃないかな? 今でもヤフオクで高値取引されてるぐらいだから、購入できた私はラッキーだったのか・・・

で、最近自作アンプに目覚めた私としては、いてもたってもいられなくなった(笑)

 よし! 改造してやる!

このアンプ、ボリュームを12時以降でだんだん歪みだし、フルにするとご機嫌なクランチ・サウンドなんだが、やっぱりどこかブーミーで、そこが唯一の不満。もっとご機嫌な歪みにならんもんかと。で、ココ(ちなみにココも登録制)で紹介されている「Marshallっぽい音にしちゃえ!」的な改造をしてみることにした。

さて、数回に分けて改造の紹介をするわけだが、お約束の注意点。

 1.1.5万円のアンプとはいえ、中身は高電圧・高電流の危険な真空管回路。下手なところを触るとものすごい感電をします。下手すると死にます(マジで)。特に基板のパターン面を触ることになるので、「ココを触ると危険」という知識のない方は、お勧めしません。マジでやめてください。

  2.この改造で、何らかの不具合が発生した場合、一切責任を持ちませんよ、ええ。あくまで自己責任で!

とまあ、お約束の免責事項で恐縮だが、早速作業開始!

実は、スピーカーをJensenのアルニコ、スピーカーケーブルをベルデンに交換済み。オリジナルに比べて結構パンチのある音になっている。早速分解に入る。

ヘッド部分の取り外しは、上面4カ所のねじを外すだけ。ねじのカバーは爪でこじれば簡単に外れる。

背面から引きずり出して、基板とご対面。パーツ少なっ! まあ、プリが12AX7一本、パワーがEL84一本のシングルエンドでワンボリュームならこんなもんか・・・ そういえば、スピーカーは4Ωだが出力トランスには8Ωも出てるので、切り替えスイッチでもつけようかな。

ここからが慎重な作業。コネクタ類をすべてはずして、基板のみを取り出す。一応ブリーダー抵抗がついているようなので放電はされているだろうが、油断は禁物。感電は二度とごめんだ!

さあ、次回からはいよいよ改造に入るぞ!(といってもスゲー簡単なんだが・・・)

 

2009年1月18日

Dr.Z Carmen Ghia その3

じっくりと作っていたDr.Z Carmen Ghia君、とうとう完成。

ダイモって、味があって好きなのだ。最近のお気に入り。いかにも自作って感じがGood。
さて、肝心の音の方だが、これはいい! 一発で気に入った! 前回紹介したYoutubeと同じような音が出て、ちょっと感動。ちょっとトレブリーなんだけど、芯がある音。なかなか表現がしづらいけど、非常に独特な音。あまり歪んでいないようで、実際結構歪んでる(?) ずっと弾いていたくなる非常に心地いい音。これは、前回作成したMatchless Lightningより好みかも・・・

早速音をUPします。録音環境はいつもの通り、自作のアッテネーターををかませて、Marshall 1912(セレッション Vintage30 12インチ一発)キャビにShure SM57のオンマイク。ギターはシングルコイルのストラト。

まずはVolume9時&Tone12時。





次にToneはそのままで、Volume12時。





Volume3時。





Volume3時で、自作のKlon Centaurでブースト。





なかなかイイんでないの? かなり気に入ったよ! ジャリッとした歪みが心地いいね。是非とも大音量で鳴らしてみたい。

いや〜、真空管アンプ作りは楽しい! 次は何を作ろうかな・・・
(といいながら、次に作るのはもう決まってたり・・・)

2009年1月10日

Dr.Z Carmen Ghia その2

さて、のんびりと作成しているCarmen Ghia君ですが、順調にすすんでおります。

今回も、Matchless Lightningの時と同様に2Uラックマウント仕様で作ることにした。しかしまあ、毎度毎度穴あけは苦労する。特に、大きなホールソーを使うとドリルのバッテリーがすぐなくなる。充電しながらだと、ほぼ一日がかりだ。そして今回、パワートランス用の四角い穴開けように、ハンドニブラーを導入。しかしこれ、とてもきれいな仕上がりなのだが、かなりの重労働。手が痛くてたまらないし、時間もかかる・・・ こんなことなら、小さな穴をたくさん開けてニッパーで切って、ヤスリで仕上げた方が早いような・・・

パワートランスは、ヤフオクで安く落としたSANSUIの300V-0-300Vを使用。出力トランスはこれ

真空管は、回路図の指定通り、プリ部にJJのECC83S(12AX7)、フェイズインバーター部にGEの5751、パワー部にはヤフオクで安くゲットしたGroove TubesのEL84Sのレート5を使用する。

ということで、すべての穴を開け終え、パーツを装着。

前回のMatchless Lightningは回路図通りに作ったのだが、今回のCarmen Ghiaはちょっと改造してみる(といってもたいした改造ではないが・・・)

 1.INPUTをHigh/Low仕様に
 2.スタンバイスイッチの追加
 3.Master Volumeの追加と、Master VolumeのON/OFFスイッチ追加

1に関しては、1MΩの抵抗を入れるか入れないかだけなので超簡単。2も簡単。3に関しては、Xotic MODで有名な改造なんだが、素人の私にはどこに入れたらいいかさっぱり・・・ いろんな回路図を参考にしながら検討したがいまいち自信がない。ということで、いつもお世話になってるライブハウスのオーナーに相談。このオーナー、なんと国内メーカーのギターアンプを設計した事もあるスゲー人。アドバイスを受けて、挿入ポイントを決定した。ただ、オーナー曰く「このアンプはプリ部ではほとんど歪まないので、Master Volumeつけたら歪まなくなっちゃうよ!」とのこと。ということで、Master Volumeをキャンセルしてスルーするスイッチをつけることにした。

さて、そんなこんなで時間が空いたときにちょこちょこと配線して、やっと完成。

さて、音が鳴るのか? ドキドキ・・・