2006年8月22日

私のギター その4

所有アコースティックギター紹介2本目。TACOMA ECM38C Limited Edition。

ECM38C_1.jpg

30万円で購入。所有するMartin OOO-28ECとはキャラクターが全然違う音なのだが、これもまたウットリするぐらいいい音。きらびやかで、繊細で、それでいてボリューム感たっぷり。タコマのギターは総じて良く鳴るのだが、このギターもビックリするぐらい良く鳴るし、バランスといい音の立ち上がりといいスバラシイの一言。そうえいばこのモデル、御大チャーがCMで使用してたっけ。

 ・トップ/シダー単板
 ・サイド&バック/ホンジュラス・マホガニー単板
 ・フィンガーボード&ブリッジ/エボニー
 ・ネック/マホガニー

トップに使われているシダー(杉)だが、なんと湖の底に2500年も沈んでいた木を使っているそうな。ホンマかいな... また、「Limited Edition」と名前がつくように、全世界で100本限定のモデルなのである。


 ところで...............


実はこのギター、とんでもないトラブルを抱えている。塗装が浮いてきてしまっているのだ!(写真参照)

ECM38C_2.jpg
ECM38C_3.jpg

「なんでやねん!」って感じでいろいろと調べてみたところ、「タコマ・ギターの塗装剥離」という症状が結構問題になっているらしい。某2ちゃんねるやmixiでも意見・不満の声が飛び交っていたりする。タコマはアメリカのメーカーなので、当然アメリカで作られている。しかし、日本の気候に塗装が合わず、塗装が木と剥離してしまうらしいのだ(タコマは高級ギターには珍しくポリ塗装)。アメリカではこの問題は起こっていないそうだ。まったく冗談じゃない! 易々と諦められるほど安いギターじゃないぞ!

リペアショップで再塗装すると、軽く8〜10万円はしてしまう。しかしこのままにしておくのはちょっと... と、思い悩んでいたところ、mixiのTACOMAコミュでナイスな情報がっ! なんと、この問題に対して、タコマ自身が無償で直してくれるとのこと! 助かった〜! 早速輸入代理店のキタハラ楽器へ。社長の親切・丁寧な対応に感動しつつ、晴れて我がTACOMA ECM38Cはアメリカへと旅立つこととなりました。塗装修理にはなんと4〜5ヶ月もかかるそうな。ただしこの無償塗装修理、以下の条件がある。

 ・キタハラ楽器の保証書があること
 ・所有者がファーストユーザーであること

私はクリアしているので問題ないが、中古で買ってたりしてたらアウト。残念ながら自力で直すしか道はない。もし条件に合致する場合は、購入店かキタハラ楽器に連絡すべし。購入店で埒があかない場合は、直接キタハラ楽器に電話した方が早そうだ。もの凄く親切に親身に対応してくれる。

無事に帰ってきておくれ〜 達者でな〜

ということで、ギター紹介のつもりがトラブルレポートになってしまった...orz

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