2008年10月13日

Matchless Lightning

いよいよ基板・そのほかすべての配線です。

レイアウト図と照らし合わせて、慎重に半田付けをしていきます。2時間ほどですべて完成。

一通り半田付けをした後は、レイアウト図にそって、テスターで導通を確認していきます。何度も何度も確認して、半田不良や結線間違いがないかチェックします。

よし! 出来た! ってことで、早速真空管をセットして、緊張の通電・・・

電源ランプはちゃんとついてる。よし! ではスピーカーにつないでプラグイン!


 うぎゃ!


はい。感電しました。いや〜、びっくらこいた。体中が「ビンッ」って痺れます。これは心臓に悪い。なんで??? これはなんかおかしいぞ? 何でプラグインしただけで感電する? 早速総チェックだ! ってことで電源を切ろうとしたら・・・


 ほぎゃう!


また感電・・・ これはたぶん、アース不良に違いない! ってことで、コンデンサの放電を待って早速チェック。まずは、配線チェック・・・


 アッーーーーーーーー!


なんと、基板のグランドが落ちてない!!! なんてこった! あれだけ確認したのに・・・ かなり落ち込みました・・・orz ちゃんと結線して、電源オン&再び恐る恐るプラグイン。今度は感電しないぞ。大丈夫だ。ギターを抱えてボリュームを上げていきます。


 ギャーーーン


鳴ったー! すげー! 感動! でも待てよ? 音は鳴るには鳴るが、「ブーン」というひどいノイズ。これじゃまともに弾けたもんじゃない。

あっ、そうか! プリ管のシールドケースをつけていなかった・・・ ってことで、12AX7の3本にシールドケースをかぶせてもう一度鳴らす。おっ! だいぶノイズが減ったけど、まだ若干ノイズがあるぞ・・・ ってことで、早速ネットでノイズの原因を探していると、どうやらヒーターの電源に原因があるようです。今回、ヒーターはCeriaToneのレイアウト図通りに交流のまま配線しましたが、それがノイズをまき散らしているようです。そういえば、CeriaToneのレイアウト図で使われているヒーター電源の6.3Vはセンタータップになっていて、センターがグランドに落ちていますなあ。どこかのサイトで、片側をグランドに落とすとノイズが軽減されるとあるので、早速落としてみます。

 ノイズが消えた! ヒャッホー!

で、ヒーター電源を直流にするともっといいらしいので、この際ダイオード整流にして交流を直流にしました。

できた! で、もう一度鳴らしてみる。ノイズなし! まあ、マスターをあげればそれなりにノイズがあるのですが、こんなもんでしょう。

 ということで、最後にパネルにインレタを貼って、とうとう完成!!!

いやー、出来ちゃうもんですね! 初めてにしては上出来かな? 感電とノイズ以外はこれといったトラブルはなかったし。いやはや、感動もんですよ。自作で真空管ギターアンプが出来ちゃうとは夢にも思わなかったです!

で、音の感想ですが、とにかくぶっとい! 歪みはジャリッとした感じなんですが、恐ろしく前に出る音で、アタックがガツンときます。そして、ピッキングの強弱が出やすく、弱く弾くとほとんどクリーン、強く弾けばガツンと歪んで、これはおもしろい! でも、ちゃんと弾かないと粗が出まくり! トーンコントロールが独特ですね。トレブルを上げると低音がカットされて中高域が上がり、下げるとカットされていきます。バスを上げればだんだんブリブリになっていき、下げるとスカスカになっていきます。ちょっと慣れが必要ですね。いやー、コリャすげー! ただ、自宅はマンションなんで、マスターをほとんど上げられません。15Wは爆音ですので、パワー管が歪むところまでは体感できません。パワー管のEL84は結構歪みやすいと聞くので、早くスタジオで鳴らしてみたいですね。

機会があったら、音源もアップしようかと考えています。さて、次は何を作ろうかな・・・

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