2009年5月 9日

Dr.Z Mini Z その3

基板とシャシーの穴開けの次は、組み込みと配線。

配線が終了して、配線をチェックし、いよいよ音だし・・・ というところでいろいろ事件が発生。

事件その1

 ジャンクで落としたMarshall Lead12だが、スピーカーに繋いでも音が
 鳴らない・・・
 あれ? と思い、別のキャビでならしてみると「ちゃんと鳴る」。
 どうやら、スピーカー不良のジャンクだったらしい! ガーン!
 しょうがないので、ヤフオクにてセレッションの「G10S-50」ってのを安く落札。
 50Wはオーバースペックだが、安かったのでイイかと。
 ということで一週間作業がストップ。

事件その2

 無事にスピーカーが届いて、早速取り付ける。
 音は最高にイイ! フルアップ時のクランチサウンドがスゲー心地よい!
 でも、最初に懸念したとおり、

  「ぶーーーーーーーーーーーーーーーん」

 ハムノイズが結構でかい。やっぱ、トランス類を内蔵にしたせいだろうか?
 アース関係も気を遣っているつもりなので、やっぱトランスが犯人なんだろう
 か・・・ 念のため、電源トランスに一番近い33μ/450Vを47μ/450Vに
 変えてみるか・・・ ということで、またネットで発注。一週間待つこととなる。

事件その3

 注文していた電解コンが到着し、早速取り付ける。
 ウイスキーをチビチビやりながら作業。電解コンを取り替えるだけなので
 楽勝・・・ と、完全にナメていた。

 さて、スイッチオン。

  「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 あれ? 音が鳴らない! なんで????

 しばらく様子を見ていたら、いきなり「バシッ」とヒューズが飛んだ。
 まばゆい光とともに。慌てて電源を落として、よく見てみると・・・

  電解コンの+リードを切り忘れてシャシーに接触しかかっているではないか!

 アホか俺・・・orz
 はい。ショートです。シャシーにはアースが落ちているので、当然ショート。

 で、リードを切り落として、新しいヒューズを入れて、電源オン。

  「パシュッ(ヒューズが飛ぶ)」

 あれ? もうショートはしていないはずだが・・・
 ここで焦り出す。なんか、ぶっこわしちまったぞ!! どこだ??

 こういうとき、人間ってパニックになりますね。あとから思えば、
 完全に冷静さを欠いてしまっていた。ヒューズを入れ替えて
 もう一度電源をオンにしても、瞬時に切れてしまう。同じ事を5回も繰り返す。
 切れたヒューズの山・・・ 今から思えば、必ずどこがショートしているのだから
 何回やっても同じなのだが・・・
 この時点で完全にパニックになり、いつもmixiでお世話になっている、
 知る人ぞ知るドクトルアボンヌ氏に連絡を取る。
 (ごめんなさい。許可無く名前を出してしまいました・・・)
 氏から
 「馬鹿者! 冷静になりなさい! とりあえず一晩おいて、再度見直せ!」
 とアドバイスをいただき、とりあえず寝る。
 (でも、そのとき、勢い余って電源トランスを発注してしまっている)

 一日おいて、冷静に分析してみる。
 どこかがショートしているからヒューズが飛ぶのであって、その原因を
 探ればいい。まず怪しいのがブリッジ整流用のダイオード。コレの一つでも
 逝っていればショートする。テスターで確認してみるが、異常なし。
 ヒューズ、電源トランス、整流ダイオードのみにして電源をオンしても
 やはりヒューズが飛ぶ。今度は電源トランスから整流ダイオードを外して
 再び電源オンする。やはりヒューズが飛ぶ。
 これはやはり、電源トランスが逝ってしまっているに違いない!
 ひとまず電源トランスが到着するまで待ち、新しい電源トランスを接続し、
 まずはトランスのみで電源オン。
 ヒューズは飛ばない! 整流ダイオードを繋いでも飛ばない!
 やはり電源トランスが逝ってしまっていた!
 ということで、基板に電源を供給して、再び電源オン。

  「ズギャーーーーーーーーーーーーーーン」

 おおっ、鳴った鳴った!

まあ、今から考えれば、すべての原因が

 「酔っぱらいながら作業した」

事だろう。何百ボルトもの高電圧をいじくるのだから、油断は禁物。
ヤバイヤバイ。

ただ、ハムノイズは依然として消えない。内蔵にしてしまったトランス類の影響だろうか・・・
ということで、音はまた次回。


 
 

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