2009年3月 2日

Thundertweak Heavywatter(1W 真空管アンプ) 1

自作真空管ギターアンプの第三弾!

自作第一弾のMatchless Lightning、第二弾のDr.Z Carmen Ghiaに続く第三弾は、出力1Wのチューブアンプ「Thundertweak Heavywatter」だ。前から気になっていて、いつか作ってやろうとずーっと思ってた。自宅練習には1Wで充分。充分どころか、1Wでも結構侮れない。迷惑千万な爆音が轟き、苦情必死である。0.1Wぐらいがちょうどいいかも。

このアンプ、以前はレイアウト図がThunderTweakのページで公開さてれたそうなんだが、今はなぜか公開されていない。仕方なく「Thundertweak Heavywatter」でググると、ver.1.0の回路図、ver.1.2の回路図&レイアウト図、ver.3.5.2のレイアウト図がヒットする。バージョンが最新の3.5.2がいいのだろうが、今回より小さく作ろうと思い、ポイント・トゥー・ポイント配線ではなく基板で作ることにした。なので、回路図がない3.5.2はパスして、ver.1.2を作ることにした。

まず、回路図から基板用のレイアウトを起こす。そんなにパーツが多くないので楽勝。折角なので、基板作成から紹介することにしよう。

まず、レイアウトをDIY Layout Creatorで起こす。今のところ、これが一番使いやすい(というかこれしかない)。かなり重いアプリなんだけど、フリーウエアだし、きれいに出来るので我慢して使ってる。レイアウト図からプリントパターンまでコレ一本で出来ちゃう。まず、パターンをインクジェット用のOHPシートにプリントし、そしてそれを感光基板に重ねて露光する。私はもっぱら太陽光で露光するんだけど、曇っていても時間をかければ案外露光できる。晴れていればモノの数分で露光完了。

はじめは全面緑色なんだけど、光に当たったところだけ茶色になる。コレを現像液に浸ける。

すると、光があったった茶色の部分が溶けて、下地の銅(?)が姿を現す。

つまり、銅がむき出しになったところをエッチングで溶かすわけだ。緑色の部分はコートされているので溶けない。このエッチング液が劇薬。こぼさないように丁寧に慎重に扱う。近くに金属のモノをおいておくと、液が飛び散ったときに大変。溶けます。服に付こうものなら、黄色くなって洗濯しても取れない。

このエッチング液、結構長く使い回しているんだけど、全然平気。まだまだ使える。今は寒いので、お湯で暖めながら、ゆらゆらと揺らしているとだんだん溶けてくる。時々出して溶け具合を確認。で、溶けたら洗って、再露光。現像液に浸せば、パターンが出来上がり。で、出来上がったのがコレ。

う〜ん、ピカピカできれいだ・・・ で、穴開け。私はサンハヤトの基板穴開け専用ドリルを使っているが、ピンバイスとかでもOK(時間がかかるけど)。最後にフラックスを塗って完成。

さて、お次は基板にバーツをつけていくことにする。
 
 

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