2006年10月 3日

ぶらり途中下車の旅〜上田編〜

先週末、グループ会社の合宿で、親会社所有の山荘がある長野県は木曽駒へ行ってきた。ほどよく涼しく天気も良く、不毛な有意義なカンファレンスであった。行きは東京から名古屋まで新幹線、名古屋からは同僚の車で木曽駒まで向かったのだが、帰りは最寄りの木曽福島から長野経由で帰った方が早そうだったので、たまにはイイか、ということでJR木曽福島駅へ。

kisofukusima.jpg

寂れ具合がなかなか良いですな。木曽福島といえば木曾義仲ゆかりの地。源義経に成敗された暴れん坊将軍で有名。そんなことはさておき、一時間に一本しか走っていない「特急あずさ」で長野駅に向かう。前の晩飲み過ぎで久しぶりに記憶をなくし、グロッキー気味で車窓から景色をボーッと眺める。

 そうだ! 蕎麦を食いに行こう!

今から15年ぐらい前だろうか、仕事で上田のとあるメーカーの工場に行ったときに、先方に連れて行ってもらった蕎麦屋がメチャクチャ美味しかった。で、その後どうしてもその蕎麦が食いたくて、わざわざ名古屋からその店の蕎麦を食うためだけに車で行ったことがあるぐらい美味い。で、今回も上田を通る。よし! 行くぞ! でも...

 店の名前忘れた...

長野駅から新幹線「あさま」に乗り、上田駅で降りる。降りたはいいが、店の名前も場所もさっぱり解らないので、一か八か駅の観光案内所に行き、恐る恐る聞く。

 「上田で一番美味い蕎麦屋はどこ?」

我ながら間抜けな質問だったが、案内所のオネーサンは即答。

 「刀屋ですね。」

案内所に置いてあったパンフレットを見ると、「食通で知られる池波正太郎も通ったという名店」とある。多分ここだ! 場所も駅から近い。まあ、前に行った目的の店じゃなくても、美味いならイイか、ってことで早速向かう。

katanaya.jpg

店の前まで来て、記憶がよみがえってきた。ここだ! 間違いない!。早速店に入り、前に来たときに食べた、なめこと田舎味噌を出汁で溶いてそれに蕎麦をつけて食べる「真田そば」を注文。盛りが小・中・並・大とあったので、迷わず大を注文。すると店のおばちゃんが「かなり多いけど大丈夫?」と聞いてくる。

 なんだとぉ? 俺を誰だと思ってるんだぁ?

と心の中で叫びながら「大でいいです」。

sanadasoba.jpg

どか〜ん! 思わず笑ってしまった。こんなに凄いとは思わなかった(笑。でも全然平気。ラーメン二郎のことを思えば軽い軽い(笑

蕎麦は二八の不揃いな麺で、結構腰があるしっかりした食感。香りもイイ。凄い量だったので、味噌だれと普通のつゆ半々で食べたが、味噌の方はこれまた風味豊か! んまい! 通常のつゆも出汁がきいていて、う〜ん、んまい!

上田でわざわざ降りて食べに行く価値あり! お奨めです!

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