2007年1月 9日

ギターアンプのアッテネーター自作

前回の「Valve Junior」で「アッテネーターの制作方法」に関して質問をもらったので書きます(遅くなりましてごめんなさい >ナナパパ様)。

一番簡単なL型でしたら、このサイトを参考にしてください。抵抗ですが、前回の写真のような白く四角いセメント抵抗を使ってください。20Wタイプを使っておけば間違いはないでしょう。どれだけアッテネートするかによって抵抗値が変わってきますので、上記サイトで計算してみてください。ValveJuniorの場合ですと、
- Speaker and Amp Output Impedance = 4Ohms
- Amplifier Power Output = 5W
です。
「Desired Attenuation」で何DBアッテネートするかを入力して「Calculate Register Values」のボタンを押すと、「R1 Series Resistor」「R2 Parallel Resistor」のところに抵抗値が出てきます。「何DB」と言ってもピンとこないと思いますので、「Speaker Power」で最終Wを確認しながら値を探ってください。私の場合は、0.1Wぐらいにしてます。1Wでも、フルテンにすると凄くでかい音ですので... どんな値でどのくらいの音量になるかはやってみないと解らないので、いろんなパターンで試してみるといいでしょう(セメント抵抗自体はそれほど高価ではありません)。

あと、セメント抵抗自体、結構熱を持ちます。アッテネートすればするほど熱くなりますので、注意してください。間違っても前回の写真のような「裸」状態にしないで下さい。ValveJuniorはもともと5Wですので0.1Wのアッテネートだと、触って「結構熱いな」程度ですが、高出力アンプの場合、下手をすれば(放熱対策をしないと)火事になります。そうなるとセメント抵抗では対応できず、「メタルクラッド抵抗」という放熱対策を施したでかい抵抗が必要になりますし、冷却用のファンも必要でしょう。市販のアッテネーターは、音質もさることながら、放熱対策のために巨大&高価になっているのです。

セメント抵抗が近くで手に入らない場合は、ここで通販してくれます。

最後に繋ぎ方ですが、ここの回路図を見て解らないようであれば、はっきり言って手を出さない方が賢明かと... 素直に市販品を買いましょう。

なお、上記の方法で何らかの不具合が出た場合、当方は一切関知しませんので、何卒自己責任でお願いします!

comments

はじめましてm(_ _)m
ここのブログでEpiphone Valve Juniorを知って探してついに買ったのですが、
やはりいい音色までボリュームあげれません。。。
アッテネーターを自作されたとのことですが、
売っていただけたりは出来ないでしょうか。。
すみませんいきなりm(_ _)m

  • Junior
  • 2007年3月31日 00:19

emm.. informative.

      
comment form
comment form