2006年6月 6日

Gary Burton Quartet @ Blue Note Tokyo

先週の土曜日、行ってきましたよ。

PAT METHENY QUARTET ぢゃなくて

「GARY BURTON QUARTET REVISITED featuring PAT METHENY, STEVE SWALLOW & ANTONIO SANCHEZ」

GBQ.JPG

なげー名前だなw ゲイリー・バートンはビブラフォン奏者(いわゆる「鉄琴」)。パット・メセニーが師匠と仰ぐお方だそうな。現にパット・メセニーは、ゲイリー・バートンにその才能を見初められて、彼のアルバムでレコードデビューしてるんだな。

我々は2ステージ目。入場20番目で、PAT側で、しかもメンバーが入退場する通路沿い。こりゃ絶対握手するぞ! って思ってたんだけど、あっさり無視して通り過ぎていきやがった...もっとファンサービスしてくれよーぅ...orz

でも、あんなに近くでPATを見たのは初めて。かなり感動した。演奏も、カルテットというテンションの中でそれぞれが自己主張しあって、スバラシイ内容だった。PATの弾きまくり部分、かなり興奮しました、ハイ。席がPAT側、というのもあって、音のバランス的にはメインのゲイリー・バートンの音よりもPATの音の方がデカかったりw(それはそれで私は満足だったのだがw)

で、所々にライブとは関係ないマイクが立ってて、ドラムとかも異様にマイクが多かった。どうやらレコーディングしていた模様。一緒に行った同僚の友人も、「今回はレコーディングしてるよ」との情報が。リリースが待ち遠しいですな。

で、それぞれの感想。


ゲイリー・バートン(Vib)

「ビブラフォン」という楽器自体、生で演奏を聴いたことが少ないので、ただ単純に「よく叩く鍵を間違えないなぁ...」って感じ。ミストーンとか全然無かったしね。エレガント! 頭の上にビブラフォン用のマイクが2本立ってたんだけど、スタート直後にマレットをそのマイクにぶつけて「ボコッ」って音が鳴ってたw


パット・メセニー(G)

相変わらずもの凄い! でも、弾いてる姿はあまり美しくない。フィンガリングはドタバタだし、ピッキングフォームも何だかぎこちなくてヘンテコ。なのに出てくる音はとんでもなくスバラシイ。いつものアイバニーズのフルアコ(メセニーモデル)と、例のGRのギターシンセを持ち替えて弾いてた。


スティーブ・スワロー(B)

「大丈夫かいな...この爺さん...」という何とも頼りない、たどたどしい感じなんだけど、演奏はスバラシイ。エレアコ・ベースでピック弾きだった。


アントニオ・サンチェス(Dr)

「なんか不満でもあるのかよ!」ってぐらい仏頂面。目つきが鋭いのに口はだらしなく半開き。たぶん、「口を閉じて叩きなさい!」と言ったとたん下手くそになったりして... 決して派手なドラマーじゃないけど、出るところと引っ込めるところをわきまえた、エレガントなドラムを叩いてた。


¥13,650という高額なライブだったけど、満足度は高かったですぞ。最後に4人の顔がプリントされたTシャツを買って帰りましたとさ。

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